左官の仕事は漆喰などの塗り壁の作業や土間の仕上げを行うことですが、下準備等の段取りが大事で始めてから4年位までは段取りを覚えたり材料を覚えたりと作業を行う前のことを行い、5年以降からは塗の仕事をするのですが一人前になるには10年かかると言われています。
仕事の特性としてはクロスのような継ぎ目や目地が出来ず材料によっては様々な形状や色彩が可能ですが、欠点としては、下地から仕上げまでに何回も塗る為1回ごとに完全な乾燥が出来るまでまたなくてはならず乾燥期間は材料や天候によって左右され工期ロスが発生する上、亀裂や剥離等があっても長時間経過してからでないと分からない為ミスが許されない仕事と言えますが仕事をした後の満足感は他の職種に比べ大きいです。職人の中でも最も難しく厳しい職種な上、建物全てのことをわからないといけませんので奥が深いと言えます。建築物においても一般の住宅からお城等の文化遺産的なものまである為、常に勉強をしていかなくてはならず、資格においては左官技能士という国家資格があります。
このように特殊な仕事ですので初めは体力的な面においても辛いですが、地域によっては職業訓練所にて訓練ができ、近年この職種には女性の参加している上に業者によっては体験入社がありますので検討をしてみるのも良いです。
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