左官とは建物の壁や床、塀などをこてと言う道具を使って塗り仕上げる職業を指しています。そして近年エコロジーの面から外壁を漆喰にする等の住宅も増加しておりそれに伴い需要が高まっています。この職業にしか出来ない技術が重要視されており様々な面で利点があるからです。注目度の高い利点としてはハウスアレルギーやアトピーの予防や環境保護などがあり身体や地球環境に優しいと言う面です。また必要が無くなれば自然に返せるという点もあり、土壁や漆喰塗り等は特殊な分野であり技術を要するので需要がゼロになると言う事は考えにくい上、一般家庭のみならず店舗や商業施設、公共企業でも必要になってくると考えられています。本来なら繊細さが求められるような職業ですが力仕事と言うイメージが定着しつつあり職人も減少傾向でしたが、ハウスシック症候群やアレルギー等を患う方が増えた為に見直されて来ています。
通気性が良く、自然素材で建築される住宅や店舗が増加し左官の必要性が高まってきています。また塗り壁はただ綺麗に仕上げるのではなく新しい発想で模様を作ったりと卓越した職人の手により芸術のような一面も見られセンスも光ります。古くからある技術を現在の建築に生かし、伝統や文化を継承していく上で大切な職業です。震災からの復興やオリンピック等、建設ラッシュが始まっている中で益々、必要とされる職業です。